言語聴覚士

介護資格の一つである言語聴覚士ですが、これは一般にST(スピーチ・セラピスト)と言われ、医療、福祉、保険、教育など様々な分野で活躍しています。言語聴覚士は、ことばによるコミュニケーション能力が、発達障害や事故などによって支障をきたす場合に、専門療法によって改善を図ります。

 

この治療を施すにはまず初めに、障害のある人の言語機能の現状を認識することが重要です。例えば、脳疾患からくる失語症や、聴覚障害、ことばの未発達、摂食・嚥下障害、声や発音の障害など、症状も実に様々です。

 

言語聴覚士が医師や歯科医師の指示のもと検査をし、その検査結果をもって診断がくだり治療方針も明確になります。投薬などの治療だけでは改善されないときに、リハビリテーションをすることになり、その訓練プランを考えるのが言語聴覚士です。

 

以上のような障害を持つ人の症状を改善していくには、まず家族とのコミュニケーションも大切な要素です。その上で、言語聴覚士以外の色々な分野の人との連携、すなわち医師や歯科医師、看護師、介護福祉士・ケアマネージャーなどと情報交換していくことが回復への近道と言えます。そしてその障害に対する患者の痛みをよく理解し、その苦しみを少しでも軽減できるように応援することが言語聴覚士の使命です。

 

言語聴覚士になるためには指定養成所で3年以上学んだあとに、国家試験を受けて合格しなければいけません。高齢化が進めば進むほど、高齢者の中の言語障害の人も増える一方でしょう。そんな状況だからこそ、言語聴覚士が社会からさらに求められる存在になるのは間違いありません。

 

 

 


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